呪術廻戦90話『渋谷事変8(しぶやじへん8)』の、あらすじ・ネタバレ記事となります。
ネタバレOKな人のみ、以下の内容をお読みください。
前回のあらすじ
五条悟を封印するために、真人が無為転変(むいてんぺん)「多重魂(たじゅうこん)」「撥体(ばったい)」、脹相(ちょうそう)は赤血操術(せっけつそうじゅつ)「超新星(ちょうしんせい)」で渋谷の人間を殺したり、生きている人間を投入したりして混沌とした状況を作り出します。
これは、五条がなるべく人間を殺したくない心理をつき、悩ませて判断を鈍らせる作戦だったのです。
人も呪霊も大勢いる中、なんと五条は領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」を発現し、人間も呪霊も領域にいる者すべてに食らわせたのでした。
術式の発動時間は、わずか0.2秒でしたが、それでも、領域に入ったすべての者を放心状態にさせ、改造人間に絞って1000体以上の敵をわずか299秒で倒したのです。
改造人間を倒した直後、五条悟の目の前にふと小さな箱が現れ、「開門」と、夏油が唱えたところで89話は終了しました。 続きを見る
【呪術廻戦】89話あらすじ・ネタバレ【0.2秒の領域展開発動!】
呪術廻戦90話のあらすじ・ネタバレ
獄門彊とは?
獄門彊とは、生きた結界の源信の成れの果てで、封印できないものはないといわれています。
しかし、その対価として発動条件もかなり厳しく、開門後、封印有効範囲半径4メートル以内に封印したい対象者を1分間留めなければならないのです。
夏油からここまで聞かされたとき、漏瑚(じょうご)は怒りを露わにしました。
あの五条悟を獄門彊に気付かせることなく、半径4メートル以内に1分間留めるというのは現実的ではなく、普通の人間の一生を幾千にも積み重ねても不可能であると主張したのです。
夏油は漏瑚を宥めながら、「1分間」という条件についてさらに詳しく説明します。
実は、獄門彊でいう「1分間」とは相手の脳内時間のことだったのです。
夏油は漏瑚に対し、五条悟を脳内で1分以上留める作戦があるから任せて欲しいと、ニヤリと笑って言いました。
獄門彊の封印条件
- 開門後、封印有効範囲半径4メートル以内に相手を留める
- 留める時間は1分間
- 1分間とは、相手の脳内時間である
五条悟が封印される!
夏油は「開門」と発すると、獄門彊から大きな目がついた壁のようなものが現れて、五条を見つめてきました。
突然の獄門彊の出現に思考が追い付かない五条に、夏油はさらに追い打ちをかけるため、自然を装って「やぁ、悟。久しいね」と、声をかけたのです。
五条は、獄門彊と同時にかつての親友が登場したことで、激しく動揺してしまいます。
実は、夏油は親友であったのに自らの手で殺してしまった人物だったのです。
五条は、目の前に現れた夏油が、瞬時に変身したのか、もしくは偽物なのかと、瞬時に頭をフル回転させますが、全ての可能性を六眼が否定し「本物」であると訴えてきたのです。
すると、五条の脳内には、夏油傑と過ごした3年間の思い出が一気に溢れてきました。
それは、現実時間ではほんの一瞬でしたが、五条悟の脳内時間では、1分間などとうに過ぎていたのです。
夏油が登場したことで、封印条件を満たした獄門彊は、ついに五条悟を拘束したのです。
夏油傑の正体とは!?
やられた!
拘束されたことで、五条は呪力を一切感じられず、体にもまったく力が入らなくなってしまいました。
夏油は、五条を舐めるように見ながら「ダメじゃないか、戦闘中に考えごとなんて」と、ニヤニヤして言いました。
しかし、五条はひるまず、キッと睨みつけて「誰だよ、オマエ?」と、質問したのです。
夏油と対面し、肉体も呪力も六眼で移る情報は夏油傑であると言っていますが、五条の「魂」がそれを否定しているのだと怒鳴り散らします。
すると、夏油は額に付いている糸をほどいていきました。
そして、ほどけた額から、脳がパカっと開いて、「なんで分かるんだよ」と、脳に口がある呪霊が小馬鹿にしたように笑ってきたのです。
五条は悔しそうに、歯を食いしばって怒りを堪えます。
夏油が肉体を手に入れた過程が明かされる!
実は、夏油傑の中にいる呪霊は、脳を入れ替えて肉体を転々とできる術式を使っていたのでした。
この術式の大きなメリットは、肉体に刻まれた術式も使えるという特性があることです。
夏油に入っている呪霊は、夏油傑の呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)と五条悟を追い詰める状況が欲しくて、ずっと機会をうかがっていたのでした。
夏油の肉体は、去年、五条が夏油を殺したとき、家入硝子に遺体の処理をさせずに弔いました。
それは、五条の亡き親友に対するせめてもの心遣いだったのですが、それが原因で呪霊は簡単に夏油傑の肉体を手に入れたのです。
乙骨憂太は五条にはなれない
夏油は、再び額の傷を糸で縫いつけながら、封印は100年後か1000年後には解くと適当な言葉を並べます。
そんな夏油に、五条は鼻で笑いながら、夏油が「俺に殺される前に、ボコボコにしたのは乙骨憂太(おっこつゆうた)だったのを忘れたのか」と言いました。
しかし、夏油は乙骨については、あまり興味を示しておらず、魅力を感じていないそうです。
夏油曰く、乙骨憂太は、最愛の人の魂を抑留する「縛り」で成り立っていたに過ぎず、彼が五条になることはないと断言しました。
最後に夏油は「おやすみ。新しい世界で会おう」と、五条に別れを告げて完全封印の仕上げに取り掛かります。
虎杖の耳元に誰かが囁きかける
その頃、領域展開を食らった真人たちが、意識を取り戻していく中、虎杖と冥冥は五条悟の捜索を続けていました。
すると、いつのまにか、虎杖の耳に機械のようなモノが付いていたのです。
そして、機械から「聞こえるか?虎杖悠仁」という声が耳元から聞こえてきたところで90話は終了しました。
呪術廻戦90話の登場キャラクター
呪術廻戦90話に登場しているキャラクターは以下の通りです。
90話登場キャラクター
- 夏油傑(げとう すぐる)
- 真人(まひと)
- 漏瑚(じょうご)
- 五条悟(ごじょう さとる)
- 乙骨憂太(おっこつ ゆうた)
- 虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
呪術廻戦90話に登場した呪術(術式)
呪術廻戦90話に登場した呪術は以下の通りです。
使用者 | 呪術(術式) |
---|---|
夏油傑 | 獄門彊 |
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【呪術廻戦】91話あらすじ・ネタバレ【五条が封印されたことを知る虎杖と冥冥】
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