呪術廻戦30話『我儘(わがまま)』の、あらすじ・ネタバレ記事となります。
ネタバレOKな人のみ、以下の内容をお読みください。
前回のあらすじ
虎杖の窮地を救った七海は、真人が鼻出血していることに気づきます。
七海は真人が虎杖には術式が効かない、または殺せない理由があると考え、「ここで確実に祓います」と虎杖と共闘します。
真人は虎杖に人間は殺せないと踏んで、改造人間を三体送り込みますが、その考えは外れ虎杖は改造人間を殺して七海の元へ戻って来ます。
それから二人は真人に攻撃を畳みかけます。
しかし真人は領域展開「自閉円鈍裹(じへいえんどんか)」を使い七海だけを領域内に連れ込みました。
そして「君に感謝を」と力を得たことを七海に感謝するのでした。
呪術廻戦30話のあらすじ・ネタバレ
掌の上の七海
真人の領域展開「自閉円鈍裹(じへいえんどんか)」の領域内に閉じ込められた七海。
一級呪術師の七海でも到達することができなかった、呪術の極致である領域展開は、必殺の術式を必中必殺へと昇華するものであった。
真人の魂に干渉する術式は、原形の掌で触れることが発動条件と考える七海は、文字通り真人の掌にいることに「クソッ」と嫌悪感を抱くのでした。
「呪術師はクソだ。他人の命のために命を投げ出し覚悟を時に仲間に強要しなければならない」
「だから辞めた。というより逃げた」
と七海は過去の呪術師を辞めてサラリーマンになった時のことを思い出します。
パン屋の女性店員と呪い
サラリーマン時代の七海はよく通うパン屋がありました。
そこでは、いつも決まってカスクートを買う七海はパン屋の女性店員に「好きなんですか?カスクート」と聞かれます。
コンビニで売らなくなったことを伝えると「おいしいでしょコンビニより」と微笑む女性店員に「そりゃパン屋ですから」と辛口のコメントを送ります。
その女性店員の肩には蠅頭(ようとう)が憑りついていました。
蠅頭とは四級にも満たない低級の呪いのことをいいます。
しかし七海は下手に処理してヘンテコ霊媒師と思われることが面倒でその場を後にします。
金のために働く七海
「売ってるかーい☆」と七海の上司は軽い口調で登場します。
その前で七海は新人の後輩社員に冷静に「お金を預かるということは人生を預かるということです」と淡々と丁寧に説明していきます。
その姿に上司は「そんなお堅い話ばっかすんな」といい、新人社員に向かって「君が第一に考えるのは会社の利益だ。それが依頼者(クライアント)の利益にも直結!」と言いました。
「伸び代のないクズ株を口八丁で買わせてもですか?」と七海は冷静に聞き上司は「当然(オフコース)!」と言い、七海と上司ではお金を預かるという考え方が違うことが伺えます。
七海は、【やり甲斐】や【生きがい】とは無縁の人間で、3、40歳までに適当に稼いであとは物価の安い国でフラフラと人生を謳歌したいと考えていました。
高専を出て4年寝ても醒めても金のことだけを考え、「呪いも他人も金さえあれば無縁でいられる」と思い続け、朝まで残業するのでした。
蠅頭を祓う七海
いつものパン屋にカスクートを買いに行く七海は、女性店員に「大丈夫ですか?寝てますか?」と隈顔の七海を心配します。
七海は「貴女こそ疲れが溜まっているようにみえますが」と自分のことは答えず女性店員のことを気にかけます。
女性店員は、最近肩が重く眠りが浅いことを伝えます。
そこで七海は、自分の仕事の説明をし、私がいなくなっても誰も困らないがパン屋がないとパンを食べたい人が困ること、でも七海たちのように人間のサイクルから外れたほうが金払いがいいことに「冷静に考えるとおかしな話ですよね」と語るのでした。
そして「一歩前へ出てもらえますか?」と女性店員にいい肩に乗っている蠅頭を一撃で祓ってしまいます。
肩の調子を七海が効くと、肩が軽くなっていることに女性店員が気づきます。
七海はさっさと外へ出ていきましたが、女性店員は店の外まででて「ありがとー!!また来てくださいね」と七海に大声で伝えます。
その時【生き甲斐】などというものとは無縁の人間だと思っていた七海に心境の変化が訪れます。
大声で伝えてきた女性店員を振り返ることなく五条悟へ電話し高専へ戻ることを伝えるのでした。
虎杖 領域内へ侵入
領域展開した真人は七海に感謝をしていましたが、「必要ありません。それは大勢の方にいただきました。悔いはない」と覚悟が決まっていた七海は眼鏡を外しました。
その瞬間、領域展開の中に虎杖が拳で突き破って侵入してきました。
結界術は内からの耐性を上げる程外からの力に弱くなります。
そして領域は【閉じ込める】ことに特化した結界のため逆に侵入することは容易くなります。
また侵入するメリットは無く、相手を領域に引き入れた時点で勝ちが確定する術式となればなおさらデメリットしかありません。
しかし虎杖の裡(うち)には触れてはいけない【魂】が在ります。
それが両面宿儺(りょうめんすくな)です。
真人は虎杖の魂に触れてしまい、「言ったはずだぞ。二度はないと」と宿儺が指を動かしただけで真人の左肩に斬撃のような攻撃を与えます。
宿儺は快・不快のみが生きる指針であり、七海や真人が死のうとどうでもよく、唯一の好奇はだた一人と、宿儺は伏黒恵のことを思うのでした。
そして真人は両膝を地に着けました。
呪術廻戦30話の登場キャラクター
呪術廻戦30話に登場しているキャラクターは以下の通りです。
30話登場キャラクター
- 虎杖悠仁(いたどりゆうじ)
- 七海健人(ななみけんと)
- 真人(まひと)
- 両面宿儺(りょうめんすくな)
- 伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
- パン屋の女性店員(ぱんやのじょせいてんいん)
- 七海の上司(ななみのじょうし)
- 七海の後輩(ななみのこうはい)
- 蠅頭(ようとう)
呪術廻戦30話に登場した呪術(術式)
呪術廻戦30話に登場した呪術は以下の通りです。
使用者 | 呪術(術式) |
---|---|
真人 | 自閉円鈍裹 |
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